あんたのために書いてんじゃないんだからねっ
ショートストーリー&雑文。不定期で『タカッラマ・ラジュル』を連載中。
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2の悲劇【ss】
被害者は最後の力を振り絞り、床にペンを走らせた。
数字の『2』。
ミステリ作家の如月は、それが自分の名を示すダイイングメッセージだと気づいた。
このままでは自分が犯人だと解ってしまう。
そう思った如月は、苦心の末『2』をアヒルの形に書き換えた。
「これで私が疑われることはないだろう。
手掛かりを崩して申し訳ないが、私はミステリのプロなのでね」
後日、ミステリのプロはあっさり逮捕された。
「バカな!私はどんなミスを?」
「如月さん、現場に残されたペンから貴方の指紋が検出されました」
数字の『2』。
ミステリ作家の如月は、それが自分の名を示すダイイングメッセージだと気づいた。
このままでは自分が犯人だと解ってしまう。
そう思った如月は、苦心の末『2』をアヒルの形に書き換えた。
「これで私が疑われることはないだろう。
手掛かりを崩して申し訳ないが、私はミステリのプロなのでね」
後日、ミステリのプロはあっさり逮捕された。
「バカな!私はどんなミスを?」
「如月さん、現場に残されたペンから貴方の指紋が検出されました」
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