あんたのために書いてんじゃないんだからねっ
ショートストーリー&雑文。不定期で『タカッラマ・ラジュル』を連載中。
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ポロリン星【ss】
ワレワレハ チキュウジン ダ。
ワレワレハ チキュウジン ダ。
「本当にそんなもので宇宙人とコンタクトが取れるのか?」
「平気だ、ボブ。
これは古来から日本に伝わる簡易の宇宙語翻訳機なんだ」
僕は小型の扇風機をカラオケマイクのように持ち、同じ言葉を繰り返した。
ワレワレハ チキュウジン ダ。
ボブの足元には僕が壊した高性能翻訳機の残骸が転がっている。
ボブはそれを見降ろしながら冷めた声で言った。
「ヘイ、カズ。
そいつはどうやって相手の言葉を聞きとるんだい?」
2008/08/07
ワレワレハ チキュウジン ダ。
「本当にそんなもので宇宙人とコンタクトが取れるのか?」
「平気だ、ボブ。
これは古来から日本に伝わる簡易の宇宙語翻訳機なんだ」
僕は小型の扇風機をカラオケマイクのように持ち、同じ言葉を繰り返した。
ワレワレハ チキュウジン ダ。
ボブの足元には僕が壊した高性能翻訳機の残骸が転がっている。
ボブはそれを見降ろしながら冷めた声で言った。
「ヘイ、カズ。
そいつはどうやって相手の言葉を聞きとるんだい?」
2008/08/07
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