あんたのために書いてんじゃないんだからねっ
ショートストーリー&雑文。不定期で『タカッラマ・ラジュル』を連載中。
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めでたき~インチキ今昔物語~
昔、男ありき。
隣村の翁、枯れ木へ花咲かせ「めでたき(素晴らしい)、花咲翁」と愛でられし、と聞き、
「枯れ木に花は無理なるが、花を屁に飛ばして枯れ木にするは、いかがならむ?」
と思ひける。
ほどなく、あてなる人(身分の高い人)の邸にて、花見の宴が開かれしが、
邸の主の命を亡き者にせむとする暗殺者、樹上に身を潜めたりき。
そこへ男うちいで、「花を枯れ木へいたさむ」と、尻をからげ、ポンと屁をひりき。
暗殺者、たへきれず樹上より落ちにて、主の命は命は守られけり。
主、「めでたき、屁にて暗殺者を打ち払いし者よ!」と、愛であはれがり、
かかる歌詠みけり。
『屁』をもちて 『暗』殺者より主を守り いとをかしき 『へーあん』の世
隣村の翁、枯れ木へ花咲かせ「めでたき(素晴らしい)、花咲翁」と愛でられし、と聞き、
「枯れ木に花は無理なるが、花を屁に飛ばして枯れ木にするは、いかがならむ?」
と思ひける。
ほどなく、あてなる人(身分の高い人)の邸にて、花見の宴が開かれしが、
邸の主の命を亡き者にせむとする暗殺者、樹上に身を潜めたりき。
そこへ男うちいで、「花を枯れ木へいたさむ」と、尻をからげ、ポンと屁をひりき。
暗殺者、たへきれず樹上より落ちにて、主の命は命は守られけり。
主、「めでたき、屁にて暗殺者を打ち払いし者よ!」と、愛であはれがり、
かかる歌詠みけり。
『屁』をもちて 『暗』殺者より主を守り いとをかしき 『へーあん』の世
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